00.まえがきと目次
01.第一章 奈良時代の学者も知っていた女王〈卑彌呼〉
02.第二章〈卑彌呼〉とは誰か?
03.第三章『魏志倭人伝』の概要
04.第四章『魏志倭人伝』の信憑性
05.第五章〈卑彌呼〉という名の探索
06.第六章〈天照大神〉説の検討
07.第七章〈神功皇后〉説の検討
08.第八章〈倭迹迹日百襲姫命〉が活躍する崇神天皇の時代
09.第九章〈倭迹迹日百襲姫命〉と《籠神社》の秘密
10.第十章〈倭迹迹日百襲姫命〉が眠る日本最古の「超巨大」前方後円墳《箸墓》の謎
『卑弥呼と日本書紀』017
■□■□■ 第二章 〈卑彌呼〉とは誰か? ■□■□■
あまてらす 神の御光 ありてこそ わが日のもとは くもらざりけれ
〔明治天皇御製〕
足姫(たらしひめ) 御船泊てけむ 松浦の海 妹が待つべき 月はへにつつ
〔万葉集3685〕
「神功皇后のお船が停泊したという松浦の海ではないが、妻が待っている月は過ぎてゆくばかりだ。(松と待つをかけている)」
三輪山を しかも隠すか 雲だにも こころあらなも 隠さふべしや
〔額田王/天智天皇(万葉集18)〕
「三輪山をどうしてそのように隠すのか、せめて雲だけでも思いやりがあってほしい。三輪山を隠してよいものだろうか。(大陸からの侵略に備えるために大和から近江へ突然遷都したときの望郷の歌として有名)」
■■■■■ 二・S 辞典類における〈卑彌呼〉の説明 ■■■■■
さて、一般の人が使用する辞典類は、編集者が特定の意図を持っている場合を除けば、最大公約数的な記述をするのがふつうである。
そこで、人名辞典や歴史事典の類が〈卑彌呼〉について、どのように記しているか、引用してみよう。
◆◆◆ 『コンサイス日本人名辞典(三省堂)』 ◆◆◆
卑弥呼については、ヒメミコトの略とする説、ヒムカ(日向)という巫女王名とする説などがある。『日本書紀』は神功皇后にあてているが、倭迹迹日百襲姫命説や九州の女王説などがある。
◆◆◆ 『日本古代史事典(大和書房)』 ◆◆◆
邪馬台国九州説では、九州の女酋とし、近畿説では、倭迹迹日百襲姫命、倭姫命、神功皇后などに比定する説がある。
[この項つづく]
017.第二章 〈卑彌呼〉とは誰か?
二・S 辞典類における〈卑彌呼〉の説明
018. 上記の続き
019.二・一 〈天照大神〉説
『日本書紀』重視の理由
020. 〈天照大神〉説について
021. 上記の続き
022. 日本の「神」について
023. 上記の続き
024. 上記の続き
神社について
025. 上記の続き
026.二・二 〈神功皇后〉説
〈神功皇后〉説について
027. 上記の続き
〈神功皇后〉の実在性
028. 上記の続き
日本最古の〈神功皇后〉説
029. 上記の続き
030.二・三 〈倭迹迹日百襲姫命〉説
〈倭迹迹日百襲姫命〉と崇神天皇
031. 古代天皇の実在性
032. 〈倭迹迹日百襲姫命〉の血族
033. 上記の続き
奇妙な名前の意味
034. 上記の続き
035. 紀年の修正
036. 同時代の別の候補
037.二・四 『記紀』に記されていない〈卑彌呼〉存在説
038. 上記の続き