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卑彌呼23(崇神天皇)

 百襲姫の話に戻ります。

 小学館の『日本書紀』で、神武天皇から崇神天皇までの記述の行数を数えてみます。
 Iひとつを10行とします。

神武 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
二代 III
三代 1
四代 I
五代 I
六代 1
七代 II
八代 II
九代 II
崇神 IIIIIIIIIIIIIIIIII

 これを見ても、第十代の崇神天皇が、飛鳥から奈良時代初期の学者たちに、いかに重要視されていたかが分かります。また、いかにたくさんの伝承が残されていたかが分かります。

 この天皇の御名は、

 漢風謚号が 崇神天皇(スジンテンノウ)
 国風謚号が 御間城入彦五十瓊殖天皇(ミマキイリヒコイニエノスメラミコト)
 尊称が   御肇國天皇(ハツクニシラススメラミコト)

 いずれも、きわめて重要な名です。
 漢風謚号は、神武天皇についで「神」がつけられており、この後は應神天皇のみです。
 尊称は、神武天皇と同じ読みで、始めて国を治めた天皇といった意味です。
 国風謚号の解読はちょっと問題です。
 当時の実名がどうだったか、当時の人々がどう呼んでいたか、飛鳥・奈良時代の人たちがどう考えていたか・・・など、いろいろな情報が含まれているように思われます。

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