01.一 まえがき
02. 上記の続き
03.二 「三種の神器」の由緒
04. 上記の続き
05.三 「三種の神器」の神社への奉斎
06. 上記の続き
07. 上記の続き
08.四 「三種の神器」の皇居における奉安の場所
09.五 剣璽等承継の儀
10. 上記の続き
11.六 熱田神宮における「草薙剣」の危機
12. 上記の続き
13. 上記の続き
14.七 伊勢神宮における「八咫鏡」の危機
15. 上記の続き
16.八 「三種の神器」の実体
17. 上記の続き
18. 上記の続き
19. 上記の続き
20.九 皇居内の「三種の神器」の苦難
21. 上記の続き
22. 上記の続き
23. 上記の続き
24. 上記の続き
25. 上記の続き
26. 上記の続き
27. 上記の続き
28.十 「三種の神器」の精神的な意味
29. 上記の続き
30. 上記の続き
31.十一 国民の宝としての「三種の神器」および補足
32.十二 まとめ
33. 上記の続き
「三種の神器」の心3
◆◆◆ 二 「三種の神器」の由緒◆◆◆
高天原において、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に悩んだ〈天照大神〉が天の岩屋にお隠れになったとき、困った神々が岩屋の前に天香具山の聖木・榊を立て、上部に「神璽」をかけ、中ほどに「神鏡」をかけたのが、この二つが歴史に出てくる最初です。
「神鏡」である「八咫鏡」の咫は手指をひろげた長さとされますが、ここでの意味は立派な神鏡ということであり、伊斯許理度賣命(いしこりどめのみこと)がつくったとされます。
鏡をつくる職人集団・鏡作部の祖神です。
(注:実年代の推理は困難ですが、二千年以上前だろうと思われます)
この鋳造のとき、はじめ表に傷ができたので、そのあと無傷のものを造り、これが「神鏡」となりました。
はじめの傷のあるものは和歌山県の日前・国懸神宮(ひのくま・くにかかすじんぐう)のご神体になったという伝承があります。
この神社は神武天皇がご創建になったとされ、紀伊国一宮・式内社・旧官幣大社です。
「神璽」と呼ばれる「八坂瓊勾玉」は、翡翠などの石を磨いてつくった勾玉(まがたま/カンマのような形の玉)をたくさん紐でつないで首飾り状にしたもので、製作者は玉祖命と呼ばれる職人集団の祖神です。
家庭の神棚の向かって右側に飾る眞榊は、この天の岩屋の前に神々がお立てになった、鏡と勾玉をかけた神木を模したものです。