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「三種の神器」の心16

◆◆◆ 八 「三種の神器」の実体◆◆◆

 つぎに「三種の神器」の実体ですが、これは眼で見てはいけないことになっていますので、公式的には分かりません。
 しかし、いろいろなことから、おおまかな推定はついております。

〈一〉「八咫鏡」の実体
 伊勢内宮の「八咫鏡」は、厳重な器に入れられて、内宮本殿の中に、人間が夜寝るのに近い形で奉斎されています。
 つまり、寝間着状の布にくるまれ、敷き布団状と掛け布団状の寝具にはさまれて器の中に安置されています。

 その器を式年遷宮のときに交換する儀式があり、また時々寝具を交換する儀式があり、それは暗い夜に眼をつぶった神職によってなされるのですが、江戸時代の神職が、眼をつぶったままで入念に触り、それを記録に書き残しているのです。

 それによりますと、
「直径が二十センチほどの凸面鏡で、中心に紐を通す輪がついており、裏には同心状の唐草模様のような模様があった」
 ――となっています。

 この形状や模様や大きさは、遺跡から出土する弥生〜古墳時代の各種の鏡と大きくは違っておりません。

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