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「三種の神器」の心17

[承前]

 容器は、「御樋代」および「御船代」と呼ばれております。
「八咫鏡」はまず、新しい寝具にくるまれた形で「御樋代」に奉安され、その「御樋代」を「御船代」という船型の容器に奉安します。
 いずれも檜づくりで、荘重な祭儀としてつくられます。
 この「御樋代」の寸法によって「八咫鏡」の大きさが推理できるのですが、それは、
 深さ約40センチ(内寸約25センチ)
 直径約60センチ(内径約50センチ)
 ――とされています。

 したがって、江戸時代の神職の記録と矛盾しない大きさです。

(注:この二つの容器は、新規のものを造るだけではなく、旧殿から新殿に遷宮される途中のわずかな経路の間だけに使われる「仮御樋代」と「仮御船代」も造られます。ご神体の遷宮時には、「仮御船代」をさらに長方形の大きな覆いで覆って、絶対に直視することのできないようにして、旧殿から新殿に運ばれます。古い容器は別の神社に祀られたり埋葬されたりするようです)

 この寸法は内宮のものですが、じつは、外宮においても、式年遷宮のときに、まったく同じ形の同じ寸法のものが造られます。
 このことから、外宮のご神体も、内宮のご神体「八咫鏡」と、大略同じ寸法形状のお鏡ではないか――と想像されます。
 外宮のご神体の由緒については、いくつかの伝承がありますが、ここでは略します。
(この件につきましては、前にここで連載いたしました)

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