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大正〜昭和初期発明家伝47

[承前]

◇昭和二十一年(一九四六年/四十七歳)
 この年に占領軍GHQの指令が厳しくなり、テレビの研究が禁じられたため、NHKを退職して、浜松工専の研究施設再建に尽力していたが、翌年になって戦後の復興を目指す『日本ビクター(株)』に招かれて移籍し、取締役技師長、研究部長、副社長などを務め、戦後日本の技術振興に貢献した。

 この間にも研究は続けており、昭和三十八年には、現在のVHS方式ビデオの原形を造った。
 また昭和五十九年には、『高柳記念電子科学技術振興財団』の理事長になり、電子工学の研究者に資金を提供したが、こういった援助は前々から特許収入をもとにしておこなっていた。

◇平成二年(一九九〇年/九十一歳)
 この年の七月二十三日、九十一年という天寿を全うして没した。
 地味にしてかつ華麗な技術開発の一生であった。
 地味な生涯は伝記がそれを示しているし、華麗な技術開発は以下の褒賞が示している。

▽褒賞

 昭和六年   発明協会より進歩賞
        発明協会より恩賜発明奨励金
 昭和八年   発明協会より進歩賞
 昭和十二年  電気学会より浅野博士奨学祝金
 昭和十三年  発明協会より進歩賞
 昭和二十七年 NHK放送文化賞
 昭和二十八年 電気通信学会功績賞
 昭和三十年  紫綬褒章
 昭和四十四年 勲三等瑞宝章
 昭和五十年  文化功労者
 昭和五十六年 文化勲章
 平成元年   勲一等瑞宝章

[この項おわり]
[この節つづく]

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第八章INDEX

【大正から昭和へ――憤懣と苦難のはじまり――】(この章の別の題)
000.    はじめにー再開に当たって
001.八・一 日米特許戦争の勃発 蓄電池の先駆者・島津源藏の闘い
       『島津製作所』の発祥
002.      上記の続き
003.      上記の続き
004.    独学で蓄電池製造を開始する
005.      上記の続き
006.      上記の続き
007.    クロライド型の成功と日露戦争への大貢献
008.      上記の続き
009.      上記の続き
010.    特許/発展/危機
011.      上記の続き
012.      上記の続き
013.    世界的大発明への道
014.      上記の続き
015.      上記の続き
016.    日米特許戦争の勃発と最終勝利
017.      上記の続き
018.      上記の続き
019.    栄光の十大発明家に選ばれる
020.      上記の続き
021.八・二 電気の時代の先駆者たち
       電気機械の世界的発明家 山本忠興
022.      上記の続き
023.      上記の続き
024.      上記の続き
025.      上記の続き
026.    テレビ野球中継を成功させた川原田政太郎
027.      上記の続き
028.      上記の続き
029.      上記の続き
030.      上記の続き
031.    日本電子産業の危機を救った天才少年 安藤博
032.      上記の続き
033.      上記の続き
034.      上記の続き
035.      上記の続き
036.      上記の続き
037.    日本電子産業の危機を救った天才少年 安藤博
038.      上記の続き
039.      上記の続き
040.      上記の続き
041.      上記の続き
042.      上記の続き
043.    日本電子産業の危機を救った天才少年 安藤博
044.      上記の続き
045.      上記の続き
046.      上記の続き
047.      上記の続き
048.    世界で最初にFAXを実用化した丹羽保次郎
049.      上記の続き
050.      上記の続き
051.      上記の続き
052.      上記の続き
053.      上記の続き
054.      上記の続き
055.      上記の続き
056.    世界の時計を制覇した古賀逸策
057.      上記の続き
058.      上記の続き
059.      上記の続き
060.      上記の続き
061.    電気の時代のその他の先駆者たち
062.      上記の続き
063.      上記の続き
064.      上記の続き
065.八・三 日本のお家芸を築いた磁石の「鉄人」たち
       KS鋼及び新KS鋼の発明者 本多光太郎
066.      上記の続き
067.      上記の続き
068.      上記の続き
069.      上記の続き
070.      上記の続き
071.    本多光太郎が育てた弟子(一)増本量
072.    本多光太郎が育てた弟子(二)山本達治
073.    MK磁石を発明した磁石の神様 三島七
074.      上記の続き
075.      上記の続き
076.      上記の続き
077.      上記の続き
078.      上記の続き
079.      上記の続き
080.      上記の続き
081.    世界を制覇したフェライトの父 武井 武
082.      上記の続き
083.      上記の続き
084.      上記の続き
085.      上記の続き
086.      上記の続き
087.      上記の続き
088.      上記の続き
089.      上記の続き
090.      上記の続き
091.      上記の続き
092.      上記の続き
093.八・四 立志伝中の発明家たち
       独学で蒸気ボイラーを発明した田熊常吉
094.      上記の続き
095.      上記の続き
096.      上記の続き
097.      上記の続き
098.      上記の続き
099.      上記の続き
100.      上記の続き
101.      上記の続き
102.      上記の続き
103.      上記の続き
104.      上記の続き
105.      上記の続き
106.    明治海軍のボイラーの祖 宮原二郎
107.      上記の続き
108.      上記の続き
109.      上記の続き
110.    ワープロの祖 和文タイプを創った杉本京太
111.      上記の続き
112.      上記の続き
113.      上記の続き
114.      上記の続き
115.      上記の続き
116.    地下足袋を発明して ブヂリストンの祖の一人となった石橋徳次郎
117.      上記の続き
118.      上記の続き
119.      上記の続き
120.    写真植字機を発明して 世界の印刷界に革命をおこした森澤信夫
121.      上記の続き
122.      上記の続き
123.      上記の続き
124.      上記の続き
125.      上記の続き
126.      上記の続き
127.      上記の続き
128.    写植用書体の創造で日本の印刷文字を一新した石井茂吉
129.      上記の続き
130.      上記の続き
131.    レジとカメラの国産化に貢献した間宮精一
132.      上記の続き
133.      上記の続き
134.      上記の続き
135.      上記の続き
136.    曲面印刷の鬼 箱木一郎
137.      上記の続き
138.      上記の続き
139.      上記の続き
140.    その他の立志伝中の発明家たち
        ▽シャープペンシルを発明して企業家になった早川次
141.      上記の続き
142.      上記の続き
143.      上記の続き
144.    ▽地下鉄の父 早川次
145.      上記の続き
146.    ▽「カルピス」を発明した三島海雲
147.      上記の続き
148.      上記の続き
149.    ▽タイガー計算機の生みの親 大本寅治郎
150.      上記の続き
151.    ▽オフセット印刷機の開発者 濱田初次郎
152.      上記の続き
153.      上記の続き
154.    ▽異能の発明家 星一
155.      上記の続き
156.    ▽地中海でも活躍したスキューバの先駆者 大串岩雄
157.    ▽世界のヘリコプター史に残る発明をした大西唯次
158.      上記の続き
159.      上記の続き
160.八・五 その他の立志伝中の発明家たち
        名君であられた昭和天皇
161.      上記の続き
162.    第一回十大発明家
163.      上記の続き
164.    第二回十大発明家
165.      上記の続き
166.      上記の続き
167.      上記の続き
168.      上記の続き
169.      上記の続き
170.    日本特許制度百年記念の十大発明家
171.八・六 明治末から大正期にかけての特許法と実用新案法の内容
        《大正十年特許法》の要点
172.      上記の続き
173.      上記の続き
174.      上記の続き
175.      上記の続き
176.    《大正十年実用新案法》の要点
177.八・七 工業所有権の有事法問題
        スパイ天国と化した日本
178.    軍事上重要な発明の拒絶・制限・収用(甲)
179.      上記の続き
180.    戦時における敵国特許や敵国からの出願に対する措置(乙)
181.      上記の続き
182.    軍事上重要な発明を秘密にする為の措置(丙)
183.    秘密特許の実態と現在の企業の苦心
184.    諸外国における秘密特許の制度
185.      上記の続き
186.      上記の続き
187.      上記の続き
188.    関東大震災への対処と影響
189.八・八 高橋是清の死と高峰讓吉の死 ――過ぎ去った先駆者の時代――
        高橋是清のその後の活躍
190.      上記の続き
191.      上記の続き
192.      上記の続き
193.      上記の続き
194.    高峰讓吉のその後の活躍
195.      上記の続き
196.      上記の続き
197.      上記の続き
198.      上記の続き
199.      上記の続き
200.      上記の続き
201.      上記の続き
202.      上記の続き
203.      上記の続き


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